日焼け止めの事情
日焼け止めについて、よくある質問をまとめました
PAやSPFの値は、それぞれの製品によるもので、わかりやすくPAやSPFの値を足したものになるわけではありません。
ただ、UV対策が施されている化粧品を重ね塗りしたほうが、単体で使用するよりも日焼け止め効果が上がります。
海水浴に行く時は、どのような日焼け止めを選ぶとよいでしょうか?
海水浴に行く際は、耐水性のあるウォータープルーフタイプの日焼け止めを選ぶとよいでしょう。肌へよく密着するため、水の中でも落ちにくく、海水浴やプールに適しています。
耐水性のあるウォータープルーフタイプの日焼け止めを落とす為には、専用のクレンジング(化粧おとし)が必要になりますか?
耐水性のあるウォータープルーフタイプの日焼け止めは、汗や水で流れ落ちにくいように作られているため、石鹸やボディーシャンプーだけでは、落としきることが出来ません。
そのため、専用のクレンジングで用意されているので。それで洗い落とすことになります。
ただ、その日焼け止めに特にそうした専用クレンジングをしようすることの指定が表示されていなければ、一般的なクレンジングを使用しても大丈夫です。
化粧品に含まれるオイルやクリームの中には、洗い落とせず肌に残っている成分があると、ニキビなどの吹き出物が出来たり、肌荒れのもとになったりします。
日焼け止めを使用して家に帰った後は、しっかりと日焼け止めを洗い落とすことが必要です。
去年使用した日焼け止めがまだ残っています。そのまま使用してもいいでしょうか?
日焼け止めの消費期限は、どの製品もおよそ一年となっています。それ以上たった日焼け止めは十分な効果を発揮できないので、新しい日焼け止めを使用しましょう。
また、使用した際に液が分離していたり、質感が変質している場合も新しいものと交換しましょう。
もともとどちらかと言えば色黒なのですが、日焼け止めは必要ですか?
もともと肌の色素(メラニン)が多いと、紫外線に対して肌を守る力が強いのは確かです。
しかし色黒の人でも皮膚がんになるリスクは充分考えられます。
また、手足等の普段隠れている部位に皮膚がんが発生すると、発見が遅れ症状が悪化してから気づくといったことにもなりかねないので、日常的に紫外線対策を意識して行動することが大切です。
もともと色が白いので、健康的に見えるように少し日焼けしたいのですが、やはり日焼けはよくないのでしょうか?
太陽光に含まれる紫外線の肌への影響は、少しだけと言っても、そのダメージは必ず蓄積されてしまいます。
すぐに目に見えるような変化はないかもしれませんが、細胞を傷つけ、肌の老化を早めてしまい、シワやひいては皮膚がんを引き起こすもととなります。
日焼け止めは二時間おきに塗りなおすことと注意書きにあったりしますが、本当に二時間おきに塗りなおさないといけないのでしょうか?
人間は肌の表面の水分(汗)の調整によって、体温を一定に保っているので、水分(汗)の蒸散によって肌に塗られた日焼け止めも一緒に蒸発したり、流れ落ちてしまいます。
高価な美容液を使うことよりも、日焼け止めを正しく使用し、しっかり紫外線対策を行うことの方が、肌を美しく保つのに効果的です。
ですので、紫外線対策の重要性を意識して、こまめに日焼け止めを塗りなおすことをおすすめします。^^